こんばんは、安眠寝具と麻ヘンプ製品専門店【菊屋】の三島です。
今日は「商品 × ストーリー」シリーズの第1回として、
「枕なんてどれも同じ…から始まった、菊屋の枕づくり」のお話をお届けします。
■ 「枕なんてどれも同じでしょ?」から始まった違和感
お店でお客様とお話ししていたとき、
忘れられない一言がありました。
「正直、枕なんてどれも同じでしょ?
どれを使っても、あまり変わらない気がして…」
その言葉を聞いたとき、胸の奥がチクリとしました。
なぜなら、本当は「枕で変わること」を知っていたからです。
首のカーブ、肩の入り方、後頭部の支え方、
そして、頭まわりの熱と汗の抜け方…。
そうした小さな要素の積み重ねで、
「朝起きたときのからだの軽さ」が大きく変わることを、
長年の現場で感じてきました。
「どれも同じ」に見えてしまう現実と、
「本当は違う」という実感とのギャップ。
この差を埋める枕を、自分たちの手で形にしたい。
そこから、菊屋オリジナルの枕づくりが本格的に動き出しました。
■ 枕博士・加藤勝也氏との出会い
そんなタイミングでご縁をいただいたのが、
「枕博士」と呼ばれた加藤勝也先生です。
枕の形・高さに疑問を持ち、
何十年にもわたり試作と検証を重ねた方で、
「人はなぜ枕をするのか」と問い続けた研究者でもありました。
「枕が原因で眠りを乱してしまう人がいる」
「頭ではなく、首を支えることが大事」
加藤先生の理論に出会い、菊屋の枕づくりは大きく舵を切ることになります。
さらに先生は、
「Go To Bed(ただ横になる)ではなく、
Go To SLEEP(脳まで休める眠り)へ導く枕を作ろう」と背中を押してくださいました。
■ 蚊帳とヘンプの知恵を、枕の中へ
菊屋には、もうひとつ大切にしてきた軸があります。
それが蚊帳の知恵とヘンプ(大麻)素材です。
・殺虫剤に頼らず、自然の風を採り入れる蚊帳
・汗や湿気をため込まず、すばやく外へ逃がすヘンプの繊維
「この考え方を枕にも取り入れられないか?」
そうして生まれたのが、
洗えるカラミ織の蚊帳生地 × 球状ウール をユニットにした中材と、
麻100%生地の本体で構成される枕でした。
・首をしっかり支えつつも力が抜ける高さ
・頭まわりの熱と汗をため込まない構造
・日干し・丸洗いができて、清潔を保ちやすい仕様
こうして、
「身体と脳をやすめるための、ロハスな安眠枕」
として誕生したのが、菊屋オリジナルの「ねいるケアあんみん枕」です。
■ 「加藤氏死すとも、枕よ永遠に」
「ねいるケアあんみん枕」は、
枕博士・加藤勝也先生にとって生涯最後の枕になりました。
発売をいっしょに喜んでくださった直後、
先生は天国へ旅立たれました。
お別れの際、棺の中には、この枕を納めさせていただきました。
「加藤氏死すとも、枕よ永遠に」
この言葉を胸に、今もなお、菊屋は枕づくりと安眠の提案を続けています。
■ 枕づくりの軌跡を、もっと詳しく読みたい方へ
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
今回お話しした内容を、より詳しくまとめたページをホームページにご用意しています。
※ 菊屋の創業の話や、枕博士との出会い、蚊帳とヘンプにたどり着くまでの道のりも、写真付きでご紹介しています。
次回の 「商品 × ストーリー vol.2」 では、
ヘンプ素材についてお話しする予定です。
「なぜ、ヘンプ素材と出会ったのか?」を舞台裏も交えてお届けしますので、どうぞお楽しみに。
今日もおつかれさまでした。
どうか良い眠りを。
安眠提供企業 菊屋 代表 三島 直也
※睡眠の学び・商品ストーリー・限定企画を配信しています
