ヘンプの新商品 新発売

ヘンプ活用の日傘など 新聞発表

静岡新聞2022年5月1日菊屋

静岡新聞 2022年5月1日 朝刊

磐田市中泉の寝具店「菊屋」がヘンプ(大麻)の布を使った商品開発に取り組んでいる。2019年に販売を始めたヘンプ100%のストールを皮切りに寝具以外の製品の開発を進め、4月からは新たに日傘や帽子、衣類など10種以上の販売を開始した。

ヘンプ活用 日傘や帽子

ヘンプの日傘

同店は05年からヘンプを使った蚊帳を販売する。しかし、安価な海外製品の増加や新型コロナウイルスによる売り上げ減少を受け、寝具以外の商品開発にも注力。最近はコロナ下に合わせ、ヘンプを活用したマスク製作もした。新商品は、ヘンプの特徴の吸湿性▽消臭性▽紫外線を防ぐ-などを生かした。

同店は3月、17年以降使っていなかった本店の解体に着手。地元の商店街振興組合が20年度に解散し、周辺店舗も数を減らす中、現在は05年に新設した店舗と95年に開設したホームページで営業を続ける。

同店を営む三島治さん(65)は「まちの活気はなくなってしまったが、まだまだ頑張っていかないと。磐田の誇りになるような商品として世界に発信したい」と話した。

静岡新聞 ヘンプ日傘

静岡新聞2022年5月1日菊屋
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