蚊帳で安眠 北海道からの報告
北海道新聞 2021年10月7日 朝刊
北海道の医師、山本馨先生(76歳)からうれしい便りをいただきました。
山本馨先生は、福島ご出身で、福島高校から早稲田大学理工学部に進学するも、1965年(昭和40年)に公開された黒澤明監督の映画「赤ひげ」に感動し、大学を中退し、東北大学医学部に入学しなおし、赤ひげ先生を志し、離島や山間部、へき地での医療に従事されてきました。
山本先生は幼き頃から愛用されていた蚊帳(戦前につくられたおお麻・ヘンプ製の蚊帳)の中の心地よさ、蒸し暑い夏の夜も爽やかで、快適な蚊帳の中、不思議な安心感が漂う蚊帳の中を忘れることができず、もしや、あの蚊帳を肌に当てたら、睡眠障害で悩んでいる多くの患者さんを救えるのではないかと、ひそかに思い続けてこられたようです。そして、その戦前の大麻の蚊帳を取り出して、枕カバーを作って、ご自分の患者さんに無償で配られたのです。
山本先生の新発見
麻・ヘンプの蚊帳生地で作った枕カバーは驚くほど安眠効果があるということです。
山本先生の、献身的な臨床結果は、医学界の官報である「漢方の臨床」(2021年3月)にも「蚊帳の枕カバーを20人に配布したところ、全員がよく眠れ、朝の満足感を得ていた」と、医薬品でも達成できない効果100%の臨床結果が掲載されたのです。
その後、山本先生から菊屋へ、麻・ヘンプの枕カバーの要請がありました。
なぜなら現在、日本で麻・ヘンプの蚊帳をつくっているのは菊屋だけだからでした。
研究活動にお役に立てればと、ヘンプの蚊帳生地で枕カバーをおつくりして、山本先生にお贈りしたのでした。
山本先生がこれまでお配りしたのは、戦前につくられた国産の麻・ヘンプの蚊帳で、私どもの新しい蚊帳の原産地は。残念ながら国産ではなく、フランス・ノルマンディ地方のものです。
戦後の大麻取締法によって、日本での麻の蚊帳はヘンプ(大麻)ではなくラミー(苧麻)やリネン(亜麻)となってしまったのです。
山本先生曰く「菊屋さんの蚊帳での安眠効果はマイルドだ」とのこと。「昔ながらの国産ヘンプの100%の効き目に対して、菊屋さんの蚊帳での安眠効果は80%ほどかな?」と言われました。
先生はさらに戦前蚊帳を収集し、国産ヘンプの蚊帳で「枕カバー」をおつくりになり、無償で配布されたことが今回の北海道新聞の2021年10月7日の記事になったのでした。
ともあれ、蚊帳とヘンプの安眠差効果を認めていただきました。
ありがたい話であります。
菊屋のヘンプ100%の蚊帳生地を無料進呈!
<A4サイズを1枚プレゼント>
但し、お一人1枚。送料200円をご負担ください。
手に取り、頭にのせ、ヘンプの不思議なマイルドな力をご体感してみてください。
北海道新聞(2021/10/7)掲載の山本先生
【豊頃】10月末で町立豊頃医院の院長を退任する山本馨さん(76)が、体のリズムが乱れて昼夜が逆転した人や不眠症の来院者に、中古の蚊帳で作った枕カバーを無償配布している。山本さんは「70年以上前に作られた蚊帳の原料は国産ヘンプ(大麻)で頭のほてりを取る。約50人に配ったが全員快眠を取り戻せている」と話している。
■「頭のほてり取り、心穏やかに」
山本さんは、東亜医学協会(東京)が3月に発行した月刊誌「漢方の臨床」に「蚊帳の枕カバーを20人に配布したところ、全員がよく眠れ、朝の満足感を得ていた」などと報告した。
不思議なご縁 お導き
麻の蚊帳生地を採用した「あんみん枕」
安眠を追及し、21世紀の日本に「蚊帳」を復活させた菊屋は、枕開発に生涯をささげ、枕博士の異名を持つ加藤勝也氏の指導を受け、麻でできた枕の集大成「ダメ押し(最後)の枕」として「ねいるケア安眠枕」を開発し、新聞発表されたのが2009年9月19日。
枕博士・加藤勝也氏の最後の枕
充実した眠り(健やかな眠り)は、ストレスに悩む現代人が心の底から望んでいるもの…しかし、現実は…程遠い。安眠を追及して古くて新しい蚊帳(かや)を復活させた菊屋は枕博士の異名を持つ加藤勝也氏と共に試行錯誤を繰り返し生み出された「ダメ押しの枕」です。たかが枕、されど枕。「一日の価値」が枕でこれほど違うのかを実感してみてください。麻100%の生地で球状ウールで頭寒足熱をお約束できる枕です。
開発指導をした加藤勝也氏は、自身の集大成と言えようこの枕の完成を見届け、安心しきったかのように、永久の眠りに就かれました。(平成21年10月7日・享年74歳)
加藤勝也氏が永眠されたのが2009年10月7日、その13回忌にあたる2021年10月7日に北海道の山本馨先生の記事が掲載されたのです。
福島にご縁があった、加藤勝也氏、山本馨氏、三島治と不思議なご縁です。
どうぞ、枕カバーだけでなく、ヘンプの枕でよい眠りを手中にお納めください。
菊屋創業70周年で特別ご奉仕中です。