クールな蚊帳が復活

クールな日本のクールな蚊帳、復活

GQ Japanに蚊帳の掲載

 夏の風物詩だった蚊帳が、都市生活者の日常から消えて久しい。

蚊帳の最盛期は昭和40 年代。その後、気密性の高い住宅やエアコン、網戸の普及によって徐々に需要が減少。

「蚊帳はその社会的使命を終了した」と、伝統ある日本蚊帳商工組合が解散したのは、前世紀末= 2000年のことだったとか。

代わって21 世紀の現在、日本の蚊帳は海を渡り、蚊が媒介するマラリアから、アフリカの子供たちを守る使命を担っている。

 そんな忘れられていた蚊帳が、最近、静かに注目されている。

きっかけはインターネット。布団メーカーの通販サイトに蚊帳復活を切望する声が寄せられ、これにメーカーが応えたのが始まりだ。


建具や壁とは違い、
優しく、柔らかく、空間を仕切るその機能性。包まれ、守られているような独特の空間体験。そんな蚊帳の魅力に気づいた建築家やデザイナーが、インテリアとして取り入れ始め、モダンな空間にも似合う蚊帳がデザインされるようになった。

しかも伝統的な100%麻素材なら、それだけで室温が数度下がることもある。

また、麻の蚊帳にはヒーリング効果もあり、安眠グッズや瞑想グッズとしても再注目されている。もっとも伝統の蚊帳、決して安くはない。ユニセフがアフリカに送る蚊帳は10 張り1セットで6000円。つまり1張り600 円だが、伝統の蚊帳はその100 倍以上。

失ったものを取り戻すにはコストがかかるのだ。

GQジャパンについて

このGQは1957年にアメリカで誕生した 「Gentlemen’s Quarterly」(男性のための季刊誌)の日本語版です。

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