敷ふとんを考える

敷ふとん どう選べばいいのか

敷ふとん どう選ぶ

菊屋は大きなテーマ「持続可能な安眠サイクルづくり」のために敷ふとんについて考えながら、2020年に設立50周年を、そして2021年には創業70周年を迎えました。

果たしてどんな敷寝具、敷ふとんがいいのか? みなさまに専門家としてどんな敷ふとんをおススメすべきか? ずっと考えて実践してきました。

敷寝具(ふとん)果たすべき2つの課題

正しい寝姿勢を保つための枕の次の2つの課題は敷ふとんにあります。

敷寝具は睡眠環境改善の最重要課題です。

➀ 固からず柔らかからず適度なクッション性をもち、腰部・胸部を凹ますことなく身体を支える支持性といった寝姿勢を保つ課題。

② 要素と寝床内気候をベストな状態(湿度 50%、温度 33℃)を保つ吸湿・透湿・放湿性と保温性を兼ねそろえ た敷き寝具の導入が課題。

古式ゆかしき日本の綿ワタふとん

菊屋三島屋ふとん店創業当時

2020年、菊屋は設立50周年を迎えましたが、その前身である三島屋ふとん店の創業以来、敷ふとんといえば綿わた(コットン)が主流でした。

吸湿性に富んだ綿わたは、日に干すとふっくらして心 地よい眠りに誘ってくれます。ただ、長年使っていると「煎餅(せんべい)布団」になってしまうのです。

昭和30年代には「ふっくら・ふんわり」を求めて、マットレスが一世を風靡しました。綿の敷布団の下に、マットレスを敷いてみんな寝ていました。菊屋の前身・三島やふとん店もブリヂストンのエバーソフト、エバーライトをしっかりと販売してきたのです。

ブリヂストンのマットレス

時は流れ、昭和55年以降になると、綿わたに代わり羊毛の敷ふとんが出回りましたが、菊屋では羊毛よりもむしろ、 綿わたの敷ふとんの方をおすすめしています。

それは羊毛(ウール)はフェルト化し、へたり易く、すぐにぺちゃん こになってしまうからです。また、綿わたのように日に干しても復元しません。

市場に出回っている真ん中にウレタンフォームなどが入った多層構造の羊毛ふとんの凹みは正しい寝姿勢を保つに は困難であり、なまじ綿わたのせんべいふとんの方が敷き寝具に適しているとの判断から敷ふとんとして羊毛よりも 綿わたの方をお勧めしていました。

それから・・・・
菊屋のテーマである「持続可能な安眠サイクルつくり」には、地球に負荷を与えるプラスチックやウレタンなど石油系の敷寝具は、そぐわないと思っています。

菊屋おススメの綿ワタ敷ふとん

三島屋ふとん店時代の本物布団

ですから菊屋では、すぐにへたってしまい、その後処理が出来ない羊毛敷ふとんは扱わず、打ち直しなど手入れができる綿ワタの敷ふとんを今でもしっかりとご案内しています。しかも中綿は無農薬のオーガニックコットン100%で仕立てています。

40年ぶりに復元させた三島屋ふとん店時代の本物ふとんは、ヘンプ生地で中綿はオーガニックコットン

側生地もオーガニックコットンの敷ふとん 32,000円(税別)

側生地がおお麻(ヘンプ)の敷ふとん 46,000円(税別)

※ いずれもレギュラータイプ中綿(オーガニックコットン6㎏)です。
ライトタイプ(オーガニックコットン4.2㎏)もお誂えいたします。

キャメルで敷ふとん

ラクダイラスト

 

しかし、菊屋は「三島屋ふとん店の時代」から菊屋に改名して10年ほど経過した198年代後半に、イワタという京都にある寝具メーカーからキャメル敷ふとんが開発されて以来、菊屋では理想の敷寝具=敷ふとんとしてキャメル(らくだ)をおすすめするようになりました。

キャメルの敷ふとん

キャメル敷布団

寝返りの打ちやすい適度な固さで、体をしっかり支え自然な寝姿勢を保つこと、吸湿・放湿性に優れ 、 蒸れること なく、さらっと爽やかな寝心地を求めた敷ふとんの理想がキャメル(らくだ)です。

キャメル敷ふとんの特徴

モンゴルの激しい環境に生息するフタコブラクダの毛、キャメルは吸湿性・発散性に優れ 、 常に乾いた状態になる性質 を持っています。特に放湿力は羊毛の約2倍。一晩にかくコップ一杯の汗を吸収する敷布団にはうれしい機能です。四 季を通じて寝床内がサラッと心地良く、汗をかいても蒸れません。

また、極寒期にはマイナス40度を超えることも稀ではない、モンゴルの冬。その地に生息するフタコブラクダの毛 は寒さに耐え抜くため毛髄(毛の中身)が発達し、優れた留熱・保温作用を持っています。キャメル毛の中芯は多孔質 繊維。毛と毛の間に空気をため、とらえた体温を逃がしません。厳しい自然環境が生みftした天然素材ならではの暖か さが実感できます。冬はもちろん、夏も涼しくさわやか。湿度の高い日本の気候に最適です。

さらに、キャメル毛は、繊維表面に羊毛のようなスケールがないため毛が絡み合わず 、 固くなりません。フェルト 化しにくい毛の特性は、中綿のへたりを抑え 、 抜群の耐久性を発揮。ハンモック性に優れ、適度な弾力性が長持ちし ますから自然な寝姿勢を保ちます。また寝返りの打ちやすい適度な固さが、腰痛、肩こりの防止に効果的です。

シングル  60,000 円    セミダブル   75,000 円      ダブル 87,000 円

(いずれも税別)

 

六層構造マット

シスマット

キャメル敷ふとんの下に敷いてお使いください

支持性の高い独自の六層構造が理想的な寝姿勢をしっかりキープ。適度なクッション性とハードな支持性で背筋を 支える、寝返りが打ちやすいマットです。ウール層がほどよい温かさを維持し、スムーズな吸汗・透湿がムレを防ぎ ます。キャメル敷きふとんと併せてご使用いただくことで、いっそう優れた機能を発揮。キャメルのハンモック効果 と六層マットの高い支持性によって、腰痛・肩こりを防止します。

シングル  37,000円     セミダブル  46,000 円      ダブル 57,000 円 (消費税別)

敷寝具(ふとん)にはヘンプのシーツを

ヘンプシーツ

敷ふとんがしっかりと働いてもらうために、シーツは必須条件です。
正しい寝姿勢を保ち、理想の寝床内の温度33℃、湿度50%を保つためのシーツは天然素材のヘンプやオーガニックコットンをおススメします。

特にヘンプのシーツを敷けば、あなたの敷ふとんは魔法のじゅうたんのように、爽やかで、安らかな「聖なる眠りの世界」にあなたを誘ってくれましょう。

令和な安眠素材【おお麻・ヘンプ】とは

麻の種類と蚊帳

一万年前の縄文時代から日本人に親しまれてきた麻・「ヘンプ」

 ヘンプは無農薬でも成長が早く、荒れた土地をも力強い根が土を肥やす自然にやさしい植物です。
戦後、栽培が禁止されましたが、「穢れを祓う」聖なる植物として、衣類からしめ縄などの神事にも、そして寝苦しい日本の夏を快適にしてきた蚊帳(かや)等に使われてきました。

ヘンプシーツの特徴

・ヘンプならではの体温を逃がさず暖かさを保ってくれる熱伝導性
・湿気をためない吸湿発散性
・清潔を保つ抗菌・消臭性

「夏は涼しく、冬暖かい」一年通して快適におやすみになれます。
また、「水に濡れると強度が60%アップする」丈夫さを持ちながら、「洗うほど柔らかくしなやかさが増す」という不思議な繊維…それがヘンプです。
初めは少しザラッとした感触も、洗うと違った表情に変わっていくことがひとつの魅力ともいえるシーツです。

このヘンプを日本国内で織上げて無漂白のズレることのないカセットシーツをご用意いたしました。

価 格 シングル 12,000円(税別)  ダブル 16,000円(税別)

もう一つの息吹 帰ってきたキャップロール

健康敷布団【キャップロール】

 

菊屋は令和3年10月より、出雲の国から「健康と安眠の使者」として、戻ってきた健康敷布団【キャップロール】の販売を開始することになりました。

健康寝具の真髄を行く【キャップロール】

三層構造のキャップロール

寝ながらにして健康づくり・健康寝具の真髄を極めたキャップロールが菊屋に戻ってきたのです。

寝返り楽々、独自の三層構造で背骨を伸ばしながら歪を正し、自然治癒力を高める敷ふとんとして、およそ40年ぶりに戻ってきました。

 


キャップロールは新生・菊屋のはじまりでした

キャップロール社のつくった「眠りの科学センター」での学びからはじまり、睡眠環境学会・睡眠協議会、さらに認知行動療法を学び、菊屋の旋回基軸である【講座】「クスリに頼らない安眠術」を構築して、現在に至っています。

この創業70周年でのキャップロールとの邂逅は不思議な「縁の糸」で結ばれています。

掛ふとんを考える

羽毛掛ふとんを考える

寝具の三大要素は 掛・敷・枕 です。

敷ふとんに続いて、掛ふとんについても【講座】「クスリに頼らない安眠術」に則してご案内しています。

掛ふとんの中でも羽毛ふとんをお勧めします。

羽毛ふとんを選ぶ際、知っておきたい三つのポイントは
①不純物が入っていないこと。
②蒸れない生地であること。
③日干し・丸洗いができること。

※ 詳しくはこちらへどうぞ

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