麻を知ることは日本を知ること
より良い眠り、安眠を追及した蚊帳づくりを進めるうちに、菊屋はこのおお麻・ヘンプの蚊帳にたどり着いたのです。
ヘンプの蚊帳をつくるようになってから、その素材であるおお麻ヘンプについて、様々な方からいろいろとお教えをいただくようになっていきました。その一人が映画「麻てらす」をおつくりになった吉岡敏朗監督。
菊屋は、ここ磐田市の姉妹都市であるアメリカ・カリフォルニア州のマウンテンビュー市への産業交流会で、この英語バージョンの上映会をすることになりました。
まさに、麻を知ることは眠りについて、そして日本についても知ることになるようです。
蚊帳から生まれた安眠素材=麻・ヘンプ
さらに菊屋の藍染・ヘンプの蚊帳は100年後に伝えたい、次世代に伝え譲りたい日本のよきモノとして、100年以上発行されている「婦人画報」でもとり上げられました。
雷が鳴れば「蚊帳の中へ逃げよ」と言われたように、不思議な安心感、守られ感が漂う麻の蚊帳は戦国武将への輿入れ道具として米にして二石三石ほど高価で、権力の象徴でもあり、また敵の大将ともなりかねぬもとへと嫁がせる娘を気遣う優しい父親の「祈りの象徴」でもあったのです。
500年以上昔から、安心と安眠そして、祈りの空間を麻の蚊帳はつくっていたのです。まさに麻・ヘンプは安眠の素材だと言えます。
麻・ヘンプのカラミ織ならではのチカラ
復活した蚊帳は、大麻・ヘンプのタテ糸を絡ませながら、ヨコ糸を固定していく立体的な遠州地方独特の「カラミ織」。
タテ糸が2本のヘンプ糸が平行したらせん状になって、ヨコ糸を固定していくカラミ織の構造はDNAが生細胞中でとっている立体構造と似ている。
互いに相補的な2本のヘンプ糸がらせん状に絡み合うカラミ織の構造は麻のもつ力をよりパワフルに伝達できる仕組みともいえましょう。
蚊帳生地として開発されたヘンプ100%の生地は、安眠できる癒し空間をつくるだけでなく、肌に触れて、よりパワフルな効果を醸し出しましょう。
日本では縄文の昔から、聖なる植物としても愛されてきた麻生地を染めても良し、ストールとして身に付けたり、ケットとして肌にかけることもお勧めします。
人・魂と地球にもやさしい大麻・ヘンプのカラミ織の生地は、着てよし、掛けてよし、巻いてよし、染めてよし、と様々な可能性を持っています。
令和の子年に発生したコロナウィルス対策にも急きょ、この素材を用いてヘンプマスクをつくりました。
菊屋では、麻を知っていただくために、日本をもっと知っていただくために、そして、健やかな眠りをゲットしていただくために、大麻・ヘンプ蚊帳生地を無料提供しています。※但し、送料として200円のご負担をお願いします。